No.23「ファンデーションにも寿命があります」
No.22「豊かな感性のフィッティングビューティをめざして」
No.21「ファンデーションは人生を変える」

No.20「最大の敵はあきらめてしまうココロ

No.19「素材感や季節とのマッチングも考えて下着選び」
No.18「試着後は少し動いてマッチングを確認」
No.17「正確なフィッティングのために試着をしましょう」
No.16「下着選びの際は販売員とのコミュニケーションを大切に」

No.15「商品特性を知って上手な下着選び」
No.14「スリーサイズよりバランス」

No.13「皮下脂肪の特徴を理解して美しい体型補整」
No.12「身体生理面に無理のないフィッティングを」

No.11「2つのきごこちを満足させるフィッティング」

No.10「下着にもTPOがあります」

No.9「自分で行うフィッティングで自己実現」
No.8「ファンデーションのフィッティング」
No.7「ガードルの基礎知識」
No.6「ブラジャーの基礎知識」
No.5「美しいヒップラインに整える、ガードルの着け方」
No.4「美しいバストラインに整える、ブラジャーの着け方」
No.3「のびない、縮まない、上手な下着の洗濯の仕方」
No.2「下着選びに役立つ、繊維素材の豆知識」
No.1「あなたは、正しい下着の機能を知って、アイテムを使い分けていますか?」

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No.23「ファンデーションにも寿命があります」

カラダを補整する機能を失ったらただの下着。

食べ物にも賞味期限があるように、下着にも寿命があることをご存じでしょうか。
下着は繰り返し着用するものですので、耐久性と強度があり、洗濯や保管なども簡単なイージーケア性も重視されます。
とくにファンデーションの場合は、カラダを補整する機能がなくなってしまうと、それはただの下着になってしまいます。ファンデーションに使われているストレッチ素材は、繰り返し着用することで、どうしても伸縮パワーが弱くなってきて、ボディラインを補整する能力もだんだん劣ってきます。毎日少しずつの変化なので、使っている本人はあまり気づきませんが、新品のころのボディシェイプと半年後のシェイプを比べてみると、明らかに補整効果が落ちていることがわかります。

数ヶ月着用したら新しいものと交換を。

では、どれくらいの期間を目安にしてファンデーションの寿命を知ればいいのでしょう。おおまかにいってファンデーションの寿命は、毎日使ったとして、早い場合はおよそ2〜3カ月くらいが目安だと考えてください。90回から100回ぐらい着回すと、だいたい寿命といわれています。それ以上になると、素材の伸びなどでサイズが大きくなってしまい、知らないうちにボディラインがくずれることになります。

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No.22「豊かな感性のフィッティングビューティをめざして」

下着もTPOに応じて使い分け。

フィッティングビューティをめざすなら、まずいろいろな種類の下着を生活に取り入れていくことから始めましょう。それは、豊かで健康的な生活をつくる源になります。
下着は、女性ならではの楽しさを自己表現できる道具であり、「なりたい自分」になるための魔法のアイテムでもあります。ですから、いろいろな下着の特徴や機能を知り、適切に取り入れて、さまざまな生活シーンで使いこなせる人になってください。
本来、下着もTPOに応じて使い分けるべきで、さらに下着好きの上級者は、感性を豊かにするために下着を使い分けています。このように、すべての下着を受け入れて、使いこなせる人がフィッティングビューティといえます。

下着は肌のいちばん近くに着ける被服。

下着の歴史の浅い私たち日本人は、下着に対しての知識や意識がまだまだ低く、「下着は消耗品」という意識も強いイメージをお持ちの方もまだ多いです。下着は、肌にいちばん近いところに着ける被服です。だからこそ、もっとその価値を認識してほしいし、もっとこだわってもらいたいと考えます。下着についてもっと広く深く知ることは、きっとこれからのあなたの人生にとって宝物となるはずです。

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No.21「ファンデーションは人生を変える」

フィッティングはカラダだけでなくココロにも相乗効果。

フィッティングによる効果は、カラダに美しい補整効果を与えるだけでなく、ココロにも相乗効果的に変化をもたらします。
気になっていた箇所や身体的に自信がなかったところ、コンプレックスを持っていた体型が補整されることで、自分に自信が持てるようになります。また、自分にマッチした下着を身に着けることで、いまよりももっと積極的な人生を送れるようになります。

「なりたい自分」に向かってフィッティング。

それは、「自己実現と感動」の連鎖です。「こうなったら、もっといいのに」と、自分が日常感じていたことが実現できた驚き、喜びにより、素直な感動がもたらされます。自分が望む姿になって、生き方も変わってきた時点ですでに、あなたがずっと憧れていた「なりたい自分」になっているはずです。
自分のカラダに対してコンプレックスを持っていた女性も、自分に合うファンデーションに出会ったおかげで、人生が変わったというケースもあります。あなたもぜひ、「なりたい自分」に向かって、フィッティングに挑戦してみてください。

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No.20「最大の敵は、あきらめてしまうココロ

ガードルは大人の女性の基本的みだしなみ。

極論ですが、そもそも美しいカラダであれば、下着は必要ありません。しかし、年齢とともにカラダは変化していきます。身体の衰えを、適度に補ってあげ、身体をサポートし、補整するのがファンデーションを中心とした下着の役目です。
とくにガードルは、「ヒップのブラジャー」とも呼べるファンデーションで、ある程度の年齢になった大人の女性にとっては、基本的なみだしなみのひとつともいえます。下着販売大手のC社がガードル着用の目的について調査したところ、年代によって補整したいボディラインが大きく変化することがわかりました。
30代〜40代の女性では、「ヒップの位置を上げ、脚を長く見せる」「太ももをすっきり見せる」ことが一番の目的なのに対し、60代以上の女性では、「下腹部をやさしくおさえる」ことが最も高くなっています。つまり、比較的年齢が若いあいだは、「脚」を美しく見せることに対して意識が高く、加齢にともなって「下腹部」へと意識が移行していることがわかります。言いかえると、女性のカラダはヒップやレッグラインから変化が始まり、やがて下腹部のたるみやでっぱりが顕著になるという現れでもあります。

美しく年齢を重ねるために正しいフィッティングを。

人間のカラダは、永遠に若い頃のまま、というわけにはいきません。どんな人でも年齢とともに体型は変化していきます。だからこそファンデーションは、大人の女性にとっては基本的な身だしなみのひとつであり、アウターの着こなし以前にマスターしておきたい、オシャレの基本といえるのではないでしょうか。
いつまでも若々しく、美しいボディラインを保つための最大の敵、それは「もう歳なんだからしかたがないわ…」という「あきらめてしまうココロ」です。
女性のカラダの曲がり角は、女性ホルモンが少なくなってくる35歳〜40歳前後と言われています。この「カラダの曲がり角」をよく理解しておいて、正しい知識に基づいたフィッティングができるようになると、美しく年齢を重ねることができ、実年齢よりも若々しく健康的なプロポーションの自分を維持することができます。

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No.19「素材感や季節とのマッチングも考えて下着選び」

「なりたい私」に近づけましたか。

ボディサイズと下着のマッチングが確認できたら、自分が思い描いていた通りのきごこちかどうかをチェックしましょう。
外面と内面の両方において、理想の自分に近づいているか、納得はできたのか、カラダとココロ両方の感動を確認してみてください。外面とはルックスのことで、内面とはマインド面、精神的なきごこちを意味しています。
ファンデーションの補整効果によって、自分のカラダで不満やひけ目を感じていた、身体的な悩みが解消されれば、それは素晴らしいフィッティングの成果です。ボディラインやスタイルが思い描いた「なりたい私」に近づくことができ、なんともいえない気持ちよさを感じることができるでしょう。

下着選びの上級者は、下着に季節感も表現します。

最後に、その他のチェックポイントとして、素材面のマッチングにも注意をしてみてください。
例えば、その下着を合わせようと考えている洋服とのマッチングはどうか、ランジェリー類なら、洋服のすべりはよいかなど、チェックするポイントはいろいろあります。
また、季節感とのマッチングも、ぜひ考えてみてほしいポイントです。一般的に、下着と洋服とのマッチングは考える人は割と多いのですが、季節とのマッチングを考える人は少ないようです。下着選びの上級者は、下着にも季節感を表現するものです。

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No.18「試着後は少し動いてマッチングを確認」

日常的な動きをしても、下着がずれなませんか。

自分のカラダにジャストフィットする下着を見つけるには、試着をおろそかにはできません。正しいサイズの下着を、正確な位置合わせで試着できたら、自分のボディに違和感なくマッチしているかどうかをチェックしましょう。
メーカーによって、製品のサイズは微妙に違うので、試着してみたら、とりあえず少し動いてみることが大切です。ブラジャーの場合なら、腕を広げたり伸ばしたり、その場で深呼吸してみたりといった日常的な動作を試してみて、カップがずれたり、きつさを感じないことが前提となります。

ガードル選びは念入りに動いてフィッティングをチェック。

ガードルの場合なら、しゃがんでみたり立ち上がったり、高く上に腿を上げてみたりといった動作をして、ガードルが前後どちらかに引っ張られたりしないかどうか、必要以上に苦しくないかをチェックしてみましょう。
また、座ったときに、下腹部がきつく感じないかどうかをチェックすることも忘れないようにしましょう。

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No.17「正確なフィッティングのために試着をしましょう」

下着とカラダをマッチさせる際の重要ポイント。

目的の下着を見つけたら、サイズを確かめて、試着へと進みます。このとき重要なのは、靴を選ぶときのように、商品のサイズを絶対に決めつけないことです。商品によって適合サイズにちがいがある場合もあると思うことです。
同じサイズ表記でも、メーカーによって微妙に寸法が違いますし、自分のカラダも季節や周期によって変化をしています。素材や肌触り、柄やパターンなどの好き嫌いも変化しますから、ともかく一方向に決めつけないことが大切です。そういった意味でも、買うたびに試着をすることが、下着選びで失敗しない最大のコツといえます。

ファンデーションは必ず試着して選びましょう。

試着の際に注意をしたいのは、カラダと下着の位置をしっかり合わせることです。例えばブラジャーなら、アンダー部とアンダーバストの位置をきちんと合わせないと、正確なフィッティングはできません。また、ガードルの場合には、クロッチ部(股部の布)を身体にしっかり合わせ、足付け根部と臀溝(でんこう=ヒップと太ももの境目)をしっかり合わせないと、正常なヒップアップ効果は生まれません。
インナーやショーツなどの肌着類は、なかなか試着できるところは少ないですが、ファンデーションの場合は、必ず試着ができるお店や販売サービスで購入するようにしてください。これは、フィッティングビューティを目指す人にとって、かなり大切なポイントです。

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No.16「下着選びの際は販売員とのコミュニケーションを大切に」

見た目の直感だけでは正確な商品情報はつかめません。

個々の下着の商品情報をきちんとつかんでおくと、自分ひとりで下着選びをするときにも、迷ってしまうことはありません。それでも下着の種類は豊富ですし、私たちが、プロのようにすべての商品を理解しておくのは無理です。そこで、実践してほしいのが、販売員としっかりコミュニケーションをとることです。
例えば、店頭の下着は陳列しているものが中心で、目から入る情報がほとんどです。直感的に、商品の特性を理解したつもりでも、それがかたよった一部の情報であることも少なくありません。ですから、きちんとした商品情報を、販売員からも聞き出すことが大切です。


自分のニーズを販売員にしっかり伝えましょう。

また、商品コンセプトによっては、着けて効果がある人と効果のでにくい人がいます。そんな失敗をしないためにも、自分のニーズを販売員に伝えて、詳しい商品説明を受け、商品と自分のカラダを、きちんとマッチングをさせることが大切です。また、自分が伝えたニーズに対して、きちんと対処できる販売員かどうかをみきわめることも重要です。

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No.15「商品特性を知って上手な下着選び」

自分の特徴を理解してから下着選び。

フィッティングの第一歩は、自分のボディサイズやカラダの特徴を把握すること。その次にすべきことが、上手な下着選びです。自分のカラダのことをよく知っているように、それぞれの下着の商品特性も、よく理解しておくことが重要です。
ブラジャーひとつとっても、バストをボリュームアップさせることを基本にしているタイプと、ボリュームのあるバストをすっきり見せて安定させることを基本にしているタイプでは、着用目的が180度違います。こうした特徴と機能を正確に把握しておくことが、失敗のない下着選びにつながります。

目的や機能によって下着の種類は豊富にあります。

ブラジャーの場合、商品特性としては、フルカップや4分の3カップなどのカップ形状のほかに、バスト下辺のメリハリをつくるワイヤー入りのものや、胃のあたりを美しく整えるロングラインブラジャーなどの種類があります。
ガードルでは、ヒップアップタイプ、お腹すっきりタイプ、ウエストくびれタイプ、太ももすっきりタイプ、ヒップすっきりタイプなど、パワーネット(伸縮性のあるネット状編物)の場所やパターンの違いで機能をつくりわけています。
また、ガードルの場合、上げ方と押さえ方のバランスで、補整後のカラダのラインが変わってきます。それが下着のパターン力と呼ばれるもので、パワーネットなどの素材の特性と、縫製の特性なども考慮して下着選びをするようにしてください。

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No.14「スリーサイズよりバランス」

「体型」はサイズではない。

女性の体型の美しさは、よくBWH(バスト・ウエスト・ヒップ)のスリーサイズで言い表されます。スリーサイズの絶対値だけで、「抜群のプロポーション」といった表現もされますが、本来女性ひとりひとりが持っているボディの美しさは、そんな単純なものではありません。
例えば、スリーサイズだけ聞くと、とても魅力的な理想的数字なのに、実際のボディを見ると美しさを感じにくいというケースもあります。その理由は、ボディサイズにいくらめりはりやくびれがあっても、美しいと感じられるボディラインがなければ、意味がないということなのです。

「美しさ」はバランスが命。

魅力的で美しいボディラインをつくりだすフィッティングの一番のコツは、身体にあった“全体バランス”にほかなりません。自分のカラダの特徴をよく理解した上で、ボディ全体像で見て、バランスがとれて美しいと思えるスタイルを造形することが最も大切なポイントです。
あのミロのビーナスも実は、人が見て最も美しいと感じるバランス、「黄金分割比」で造形されているから究極の美を感じるのだという専門家もいます。ですからみなさんも、バストやヒップ、ウエストなど、個々のボディ部位だけでなく、カラダ全体で美しさを表現ことも意識してください。
上手にフィッティングをするということは、自分自身をより美しい理想の女性へと近づけていく造形作業にほかなりません。バストを大きく、ウエストを細く、ヒップをアップさせて…と、自分のカラダの個性とは関係なしに、一般論的な美しい魅力的なボディを追求していくのは賢いフィッティングとはいえません。このことからも、「体型はサイズではない」というこがよくおわかりいただけると思います。女性ひとりひとりが持つカラダの美しさを、その人の個性が輝くように補整し、より美しく演出するのが、ファンデーションを中心とした下着の持つ大きな役割です。

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No.13「皮下脂肪の特徴を理解して美しい体型補整」

フィッティングのキーポイントは皮膚と脂肪組織。

カラダの表面をおおっている皮膚は、身体の動作に合わせて伸び縮みして、たいへん伸縮性にすぐれています。また皮下脂肪は、エネルギー不足時の栄養分の貯蔵庫であり、体温の発散を防ぐ役割があります。女性や子供はこの組織が発達しているため、丸みをおびた体型になるわけです。この伸縮性に富む皮膚と、融通性に富む脂肪組織は、実際に下着を着用する際のフィッティング過程でキーポイントとなります。ファンデーションなどで力を加えると容易に形が変化することを利用して、美しい体型補整ができるわけです。

「動き」を妨げないファンデーションを選びましょう。

バストとヒップは、ファンデーションに最もかかわりが深い、女性特有の身体的特徴です。バストは、約一割の乳腺組織と約九割の脂肪組織で構成されています。加齢により、乳腺周辺に皮下脂肪が蓄積するようになると、乳房は柔らかくなり、それが下垂の原因となっていきます。
ヒップは脂肪と筋肉で構成されています。下半身は、日常生活のなかで立ったり座ったり、歩いたりといった動き=運動を比較的よくするので、ガードルを選ぶ場合には、動きを妨げていないか、よく注意をする必要があります。バストと同様ヒップも、他の部位に比べると脂肪がつきやすい場所なので、ファンデーションによる補整効果が、よりよく実感することができます。

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No.12「身体生理面に無理のないフィッティングを」

無理のないフィッティングで健康的な美しさを

美しいボディラインを追求するといっても、やみくもなカラダの補整は、知らないうちに身体生理面に影響を与えていることがあります。ファンデーションで補整したボディ・シルエットは目に見えますが、その背後では、見えない影響もいろいろ隠されています。
理想的なフィッティングとは、カラダの機能を妨げず、継続して着用できることが前提です。それには、人間のカラダのしくみや女性特有の身体特性をよく理解しておく必要があります。無理のないフィッティングで、健康的な美しさをかたちづくるためにも、次のことはぜひ知っておいてください。

血流を妨げるファンデーションはNG

人間のカラダには、たくさんの血管が縦横に走っています。とくに心臓血管系と呼ばれる血管は、隅々にまで血液が循環することで、全身の細胞に酸素や栄養分を供給し、二酸化炭素や不要な老廃物を運び去る重要な役割を担っています。また、血液がつねに循環することで人体は体温を一定に保つという調節を行っています。このように血液の流れは、人が生命維持をする上で、たいへん重要な働きをしています。これが、阻害されるようなことがあると、健康に影響が出ることは、容易におわかりいただけるはずです。
血管はカラダのいたるところに、網の目のように張り巡らされています。下着や衣服を着用するという行為は、ヌード状態のときに比べ、血流に対してなんらかの負荷をかけていることになります。極端な例でいえば、指先にきつく輪ゴムを巻き付けると、すぐに冷たくなって鬱血してくるのと原理は同じです。ボディに対してきつすぎるファンデーションを着用していると、気分が悪くなってくるのは、こうした身体生理面も影響しています。
正しいフィッティングには、人体についての正しい知識も必要なのです。「ガードルはキツイくらいでないと意味がない」なんていう間違ったフィッティングをしていると、大切な健康にまで影響を与えかねませんので、適切なファンデーション選びをするようにこころがけましょう。

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No.11「2つのきごこちを満足させるフィッティング」

肌から感じる着用時の「着ごこち」

「きごこち」には二つの意味があるので、その点も気をつけてフィッティングをするようにしましょう。
ひとつは、「着ごこち」のためのフィッティングです。これは、外気の温度や湿度などの「自然環境」とボディサイズや特徴、肌の特徴等の身体生理面からみた「人」と「商品」を適合させることです。これは、まさに適切なフィッティングによって可能になります。肌から感じる着用時の「着ごこち」がそうであり、自分のカラダの特徴と下着がマッチし、きつくないか、リラックスできているかどうか、動きやすいかどうかなどをチェックしておこないます。
ファンデーションの場合は、体型を美しく見せることも要求されますので、期待したフィッティングの補整効果があがっているかどうかも、チェックポイントのひとつとなります。ただ気をつけたいのは、ガードルなどの場合、補整効果を期待するあまり、ほんとうのボディサイズより小さいものを無理して着用する女性が意外と多いということです。必要以上に小さいサイズのファンデーションは、意味がありません。適切なサイズ選択が重要です。

ココロから感じる精神的な「気ごこち」

もうひとつは、「気ごこち」を実現するためのフィッティングです。これは流行などの「社会環境・時代性」と、自分の好み等心理・感性面からみた「人」と「商品」を適合させることです。これはココロから感じる、精神的な「気ごこち」を実現することで、デザインが気に入ったり、フィッティングによってボディラインが美しく補整できたことから得られる満足感や快適さなどを感じるかどうかを確認しましょう。
そして、カラダと同時に、ココロも満足感に満たされることが、ほんとうの意味での「きごこち」の実現といえます。そのためにも、上手なフィッティングはたいへん重要なポイントです。

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No.10「下着にもTPOがあります」

時間・場所・目的に応じて最適な組み合わせを

ひと口に下着といっても種類はさまざまですし、人の体型も千差万別です。また、その時々の着用シーンによって、バリエーション豊富な用途別の下着があります。「フィッティング」は、着用する人のカラダのつくりや着用する時の環境をふまえて、適切な下着を選び、適正な着用することです。
また、ファッションにもTPOがあるように、下着にも着用する時間・場所・目的に応じて、最適な組み合わせがあります。スタイリストがファッションをコーディネートするように、下着の場合にもこうしたさまざまな条件を考え合わせて、最適な組み合わせをコーディネートする必要があります。
チェックしておきたいことは、自分自身の好み、どのようなアウターの下につける下着なのか、長時間つけるときの素材感・着用感です。もちろん、季節や出かける場所、目的、会う相手、どんな気分・状態でいたいのかなどで、選ぶべき下着は当然変わってきます。

上手なフィッティングが心理面も左右します

フォーマルな場所へお出かけする場合には、スリップなどのきちんとした下着の着用が好ましいでしょうし、アクティブなアウトドアシーンで、肌の露出度が高いスタイルですごすのなら、アウターに響かないデザインの下着が求められます。
また、ビジネスマンが大きなプレゼンテーションがある日には、「勝負タイ(ネクタイ)」をしめて出かけるように、なにか大事なときには、必ずラッキーカラーの洋服や下着を身につけるといった女性がいますが、こんなふうに着る人の気持ちを切り替え高揚させて、大事な場所にのぞむという心理面が大きく左右することもあります。
上手なフィッティング術を覚えれば、下着を着用しているときの快適感や満足感は、どんどんふくらんでいきます。同じ下着を身に着けるのなら、やはりそんなふうに気持ちよく愛用できる方がいいと思いませんか。

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No.9「自分で行うフィッティングで自己実現」

サイズだけで下着選びをしていませんか?

私たちにとって「フィッティング」は、どんな価値があるのでしょうか?
まず覚えておきたいのは、人のカラダにも下着そのものにも、固有の特徴があるということです。カラダも人それぞれ、下着もメーカーや商品アイテムによって、形もサイズも千差万別なのですから、サイズだけチェックして無造作に購入する下着選びでは、ベストマッチの1着に出会えるはずがありません。
そこで必要になるのが、自分自身で最適な下着選びを行い、適切に下着をつけるという、自分で行うフィッティングという行為です。


フィッティングを覚えれば“なりたい自分”になれる

フィッティングを経験することでまず、自分の体型的特徴が見えてきます。その体型的特徴を踏まえた上で、下着を見つけることにより、いまよりももっと豊かな生活創造につながってきます。こんなふうにフィッティングを上手にこなすことができれば、より心地よく下着を選び、着用することができ、いまよりも快適な生活を送ることができるわけです。
また、自分の身体部位やスタイルについてのウィークポイントをカバーすることも可能になり、“なりたい自分”を演出できるのも、フィッティングがなせる大きなよろこびのひとつです。

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No.8「ファンデーションのフィッティング」

下着の適切な着用方法――フィッティングを知る

“着ごこちのよさ”を実現するためには、快適性の要因をしっかりとふまえた下着を着用する必要があります。しかし、その下着の製品特徴がいくら優れていても、着用する人の体型や感覚にフィットしていないと、満足感を得ることはできません。
着用する人のカラダのつくりや着用する時の環境をふまえて、適切な下着を選び、適正な着用をすることを、「フィッティング」と呼びます。このフィッティングがあって、はじめて「着ごこち」が実現できます。

フィッティングで衣服圧を適切にコントロール

ファンデーションを上手に使うと、美しいプロポーションを快適につくりだすことができます。バストやヒップなど全体的に脂肪に包まれた女性特有の部位は、骨格や筋肉に比べて融通性があるため、力を加えると簡単に形が変化します。ファンデーションのフィッティングによって、ボディラインが美しく補整できるのはこのためです。
一方、脂肪は柔らかく、重く、動きやすいという特性を持っているため、重力によってどうしても下垂しやすくなります。年齢を重ねると、この傾向は一層顕著になってきます。これを、正しい位置にキープすることも、ファンデーションのフィッティングの目的のひとつです。
このように、美しいプロポーションをつくりだすためにあるファンデーションですが、過度にかけすぎる衣服圧は、カラダによくない影響を与えることが研究からも明らかになっています。しかし、適切な圧力を適切な部位に加えることで、姿勢がよくなり、内臓下垂が防止されることも、さまざまなテストを通じてわかっています。
ですから、正しいサイズ選びとフィッティングによって、衣服圧を適切にコントロールすることが、非常に大切なのです。

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No.7「ガードルの基礎知識」

ヒップのカタチも人それぞれ個性があります

ガードルは、英語のガードル(girdle=締める、囲む)からきた言葉ですが、もともとはコルセットと呼ばれた非常にきつく締めつける下着が出発点です。これがソフトに進化するに従ってガードルという呼び名になりました。かつては、ガードルとパンティガードルとはデザイン的に区別されていましたが、現在のガードルは、昔のパンティガードルタイプのものを総称しています。
ガードルを選ぶ際の重要なポイントも、ブラジャーと同じ「カラダにフィットする」「長時間着用しても苦しくない」「動きやすい」の三点があげられます。これらのポイントを重視したガードルは、タテ方向への伸縮を重視した身生地(全体を被う生地)、パターンにおいて足口が前よりになっているなど、歩行や立ち座りなどの、日常動作を充分研究したものになっています。おなかぽっこりは補整したいけど、締めつけ感がイヤな人は、座ったときにストレッチパワーが適度に弱まるタイプのガードルを選ぶこともできます。下着販売の専門家は、そういった商品個別の特徴を非常に詳しく知っているので、ぜひわがままをぶつけてみましょう。
ガードルが包むヒップにも、さまざまなプロポーションがあります。日本女性のヒップ形状を分類すると、およそ下の図のような四タイプに分類できます。商品選びにおいては、自分のヒップ形状をよく把握して選ぶか、販売員に相談するようにしましょう。

間違っていませんか?あなたのガードル選び

よく「ガードルはきついぐらいでないと意味がない」と思いこんで、小さめのサイズのガードルを着けている女性がいますが、それはまったくの思い違いです。むしろその逆に、小さすぎるサイズのガードルを着用し続けると、体型を崩してしまうことがあります。自分の適正なサイズを知って、選ぶことが大切です。
また、ガードルは、ヒップラインを補整する機能のほかに、場合によっては、歩行をしやすくする機能もあります。ガードルによっては、股関節の周りの筋肉に沿って伸び縮みする布が張ってあり、これが筋肉の動きをサポートし、股関節や足の周りの動きをスムーズにしてくれるものもあります。
このようにガードルには、ヒップラインを補整するだけでなく、歩行をサポートする働きもあります。カラダのしくみとファンデーションの働きを知っていれば、いくつになっても若々しく健康的な心身を維持することができます。

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No.6「ブラジャーの基礎知識」

ブラジャーはもうすぐ生誕100年

ブラジャーとはフランス語のブラジエール(brassiere)からきた言葉で、最初にブラジャーの原型を発明して特許をとったのは、マリー・フェルブ・ジャコブというアメリカ女性でした。1913年のことだったといいますから、ブラジャーはもうすぐ誕生から100年ということになりますね。
ブラジャーを選ぶ際に注意をしたいのは、肌になじみ、カラダにぴったりとフィットすることです。長時間着用していても楽で苦しくないこと、カラダの動きに追随しながら正しい位置をキープし続ける、動きやすさということを重視したブラジャーは、アンダー部の伸縮性、カップの形状に応じた素材の融通性、肩ストラップの伸縮性などに工夫がこらされていますので、これらのポイントをじっくりチェックしながら、商品選びをしてみてください。
ひとりひとりの体型が違うように、バストも個人ごとにさまざまです。自分に合ったブラジャーを選ぶ際のポイントとして、バストの形や体型に適したカップパターンがあることを理解しておきましょう。


年代とともにブラジャーも成長させましょう

バストは年齢とともにボリュームや形が変化をしますので、その年代にマッチしたデザインや機能性を持ったブラジャーを選ぶことが大切です。
30代後半以降や、更年期を迎える年代になると、女性には体型の変化とともに、いろいろな“体質”の変化も見られるようになります。それまでは平気だったファンデーションが、きつくて苦しく感じだしたり、ブラジャーのワイヤーを痛く感じたり、肩こりがひどくなったり...といった変化です。年代によって快適さを感じるフィット感(衣服による皮膚が受ける圧迫感等の影響)はかなり変化します。これも下着選びの大切なポイントです。
例えば、「ワイヤー入りのブラジャーは、長時間つけていると痛くなって、どうしても苦手...」という女性はいまだに多いものですが、ワイヤー入りのブラジャーを、無理をしてまで着ける必要はありません。ワイヤーなしでも補整力のあるブラジャーはたくさんあります。また、肩こりがひどい人は、肩ストラップが幅広でストレッチ効果のあるブラジャーを選ぶのが有効です。ご自分のニーズをストレートに、販売員に相談してみるのが、賢い下着選びの近道といえます。
また、ティーンズのバストがふくらみ、女性らしくなり始めた頃に初めて着用する「ファーストブラジャー」と、成熟した大人の女性が着用するブラジャーとでは、素材もデザインも重視するポイントもまったく違います。同じ女性でも、年代によって下着選びは、大きく変化していくことを理解しておきましょう。

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No.5「美しいヒップラインに整える、ガードルの着け方」

美しいヒップラインを生むポイント

間違ったガードル選びをしてしまう原因の多くは、「ガードルの補整力は、締めつける力が強いことだ」という思いこみにあります。きつく締めつけるためには、当然のようにワンサイズ小さめのものを選んでしまう人が多いようですが、これは間違い。
よいガードルは、決して苦しくはなく、それでいてすっきりと美しいボディラインを整えてくれます。では、どの点に注意して選べばよいのでしょうか。
まず第一に、ウエストが脂肪にくい込んでいないことが大切です。第二に、ヒップの丸みをつぶさずに、すっぽりと包み込むために、ヒップ容量がたっぷりある、立体設計のものを選びましょう。さらに、足口が太ももにくい込んでいないこともポイントです。
さて、ガードル選びの基本を覚えたところで、次は、ガードルの正しいフィッティング方法をご説明しましょう。

<ガードルの正しい着け方>
ステップ1
「ガードルは折ってから着用します。」

1.つける前に、ガードルの上辺と下辺を二つ折から三つ折りにして履きやすくします。これをすることで、着用しやすくなるのはもちろん、位置合わせも容易になり、ガードルの生地も傷めにくくなります。
 
2.用意ができたら、片方ずつ足を通し、カラダに沿うようにていねいに履き上げてください。ブラジャーのときと同じように、臀溝(ヒップラインの下辺)、脚の付け根、クロッチ部(股間部)など、カラダの各部位が、ガードルの正しい位置にきちんと合うようにします。これが正しくできていないと、ガードルを長時間心地よく着用することはできません。
このとき気をつけたいのは、脚の付け根がきちんと合っているかどうかです。脚の付け根には、血管やリンパ腺など人体の重要な組織が集まっていますので、過度の圧迫に対する注意が必要です。適正なサイズのガードルを、正しく位置合わせするようにしましょう。

●ステップ2
「ヒップを持ち上げウエストラインを整えましょう。」

正しくガードルが履けたら、片手をガードルのなかに入れ、下垂したヒップを持ち上げるようにして、ガードルのヒップラインがきれいになるようにします。さらに、ガードルの前後を持って、ウエストラインが水平になるように調整してください。
 
ショートガードルの場合は、このあとクロッチ(股間部)の両端を持ち、軽く上へ引くとともに、太ももの付け根部分にガードルがなじむように調整します。

*フィッティング完了後のチェックポイント

フィッティングが完了したら、下記のポイントをチェックしてみてください。
1.ガードルがウエストにくい込んでいないか
2.お腹のおさえがきつすぎたり、ゆるすぎたりしないか
3.ヒップの丸みがつぶされていないか
4.ヒップがすっぽりと包まれているか
以上のチェックポイントが満たされていれば、ガードルは美しヒップラインに整え、快適なフィッティングの完成です。
また、脚の屈伸運動や歩行などをしてみて、カラダの動きを妨げていないか、長時間着用できそうな快適さかなどを確認することも大切です。同じガードルでも、商品によっては、生地にちからのあるものやパワーネットのほどこされたものなど着用感は微妙に違います。とくにパワーのかかっている箇所に注意して、着ごこちを確かめるようにしましょう。
ヒップ・トップ位置が身長の2分の1より上の位置にくれば、理想的な美しいバランスといわれます。また、股上部分にガードルが浮いて余ってしまうのはよくありません。動きにくさの原因になります。

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No.4「美しいバストラインに整える、ブラジャーの着け方」

ブラジャーの3つのフィッティング・ポイント

ブラジャーが美しいバストラインをかたちづくるには、3つのポイントがあります。
第1番目は、まず、カップサイズをぴったり合わせることです。カップサイズがぴったり合っていれば、ブラジャーの前中心部が、バストの谷間にスムーズにフィットします。
第2番目のポイントは、カギホックが肩甲骨よりも下になっているかどうかです。腕を上下に動かしても、ブラジャーがずれないことも重要です。
第3番目のポイントは、サイドの脂肪がカップのなかにきれいに収まるかどうかです。脇からバストがはみだしてしまうものは、美しいラインづくりに効果があるとはいえません。
このブラジャー装着の3つのポイントをおさえて、実際のフィッティングを行ってください。

<ブラジャーの正しい着け方

まず、きちんと採寸して、自分のカラダに、ぴったりマッチングしているブラジャーを用意してください。これが、快適なフィッティングの前提となります。
それでは、ブラジャーのフィッティング方法を、順を追って説明します。

●ステップ1
「カップのアンダーとバージスラインをきちんと合わせましょう。」

まず、ブラジャーの肩ひもに腕を通し、両肩にかけた状態で上半身を前傾させます。次に、ブラジャーのカップでバストのふくらみをすくい上げるようにしながら、ブラジャーのカップアンダー(カップ下辺部)を、バストの外周(バージスライン)にぴったりと固定させ、そのままの状態でカギホックをとめましょう。
 
ブラジャーのカップアンダー部とバージスラインがきっちり合っていないと、どんなにていねいにフィッティングをしても、美しいラインはおろか、快適さも生まれてきませんので、この段階をいい加減にしないようにしましょう。何も考えないで、ぱぱっとつけてホックをとめておしまいというフィッティングでは、せっかくのカラダに合ったブラジャーも、補整効果が半減してしまいます。

●ステップ2
「カップにきれいに収めましょう。」

上半身を前傾させて、こんどはカップのアンダーに手を沿わせるようにして、脇や胸の下、背中に移動してしまった脂肪を集めてきて、カップのなかに収めるようにします。その際、腕の動きにかかわる筋肉である三角筋まで入れてしまわないように、ごく自然にバストの脂肪だけを収めるようにしましょう。こうすることで、重力によっていろいろな部位に下垂し流れてしまったバストを、理想の形へと補整することができるのです。
 
カップのアンダーに手を沿わせるときは、逆サイドの手を使うこともひとつの方法です。また、フィッティングのあと腕の上下運動などをして、腕の筋肉がスムーズに動くかどうかも確認してください。鏡でチェックして、肩先からウエストラインのくびれまでの距離の中間あたりにバストトップがきているのが、いちばん美しく見える高さといわれています。

●ステップ3
「肩ひもとバックラインを調整して完了です。」

美しいバストラインができあがったら、肩ひもの長さをちょうどいい長さのところに調整しましょう。肩ひもには、想像以上に強い衣服圧がかかりますので、上げ過ぎは禁物。ただ、逆に下げ過ぎると、シルエットがくずれてアンダー部などに負担がかかりますので、バランスを考えて調整してください。
 
最後は、バックライン(ブラジャーが背中にあたる部分)を引き下げてブラジャーを落ち着かせます。バックラインが上がっていると、アンダー部がくい込んで、バストの形もくずれます。カギホックの位置は、多少ブラジャーの種類によっても異なりますが、肩甲骨よりも下にくるのが基本的な位置です。肩を上下させてみて、ブラジャーがずれたりしなければ完了です。

*フィッティング完了後のチェックポイント

フィッティングが完了したら、下記のポイントをチェックしてみてください。
1.アンダーバストはフィットしているか
2.フロント中心は浮いていないか
3.脇からバストがはみ出していないか
4.バストがカップにつぶされていないか
5.乳首がカップのトップに位置しているか
6.肩ヒモでブラジャーをしょっていないか
7.カギホックは肩甲骨よりも下の位置にあるか
以上のチェックポイントが満たされていれば、ブラジャーは美しバストラインに整え、快適なフィッティングの完成です。最後は、かならず自分のココロとカラダに、「きごこち」を確認してみてください。

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No.3「のびない、縮まない、上手な下着の洗濯の仕方」

洗濯の際のチェックポイント――洗濯絵表示を確認する

まず、洗う前には、下着に付いているタックの絵表示やケアラベル(JISで定められた洗い方やアイロンのかけ方の表示ラベル)を必ずチェックして、表示内容をよく理解し、確かめてから洗う習慣をつけましょう。たとえば、ファンデーションだと、下記のような絵表示があります。

この意味は、
左端(1)は、洗い方についての表示
かなりぬるい湯で、冷たくはないが、温かくもない、30℃が限度。弱い手洗いがよい
中央(2)は、塩素漂白の可否についての表示
壇素系漂白剤による漂白は不可
右端(3)は、干し方についての表示
日陰のつり干しがよい
という意味になります。
こうした、絵表示を見て、洗い方、洗剤、干し方について、それぞれ確認してから、洗濯することが大切です。
また、下着を洗う前には、レースや縫い目にほつれがないかを確かめてください。そのままで洗濯機を回すと、ほころびが広がる原因になります。

使用する洗剤と洗剤の濃度について

洗濯の際には、絵表示にもあるように、洗剤の特徴をよく理解して、使い分けるようにしましょう。
たとえば、石けんと合成洗剤では、大きく異なります。
まず、原料が異なります。石けんは動物や植物油脂から造られ、合成洗剤は鉱物抽(石油)を原料として造られています。
また、アルカリ性、中性、酸性を示すPHが違います。石けんのPH(ペーハー)は常にアルカリ性で、合成洗剤は酸性からアルカリ性までいろいろあります。PH(ペーハー)が7より小さいものを酸性、7を中性、7より大きいものをアルカリ性といいます。
使用する洗剤の濃度は、汚れの程度、繊維の種類と組織によって違ってきます。一般には濃度が高くなるにつれ洗浄力も高くなりますが、一定濃度に達すると、それ以上使っても効果はありません。濃度が薄すぎると洗浄力は急激に低下しますので、大量に洗剤を使うのは無意味。洗剤パッケージに表示してある標準使用量が経済的です。

■上手な洗濯方法

◇手洗いと洗濯機で洗うとき
ワイヤーやボーンを使っているファンデーションは、必ず手洗いをするようにしましょう。汚れが落ちにくい箇所は、ブラシを使うと落ちやすくなって効果的です。
インナーには肩紐、レース、フックなど、ひっかけやすいものが多く使われていますので、必ず洗濯ネットに入れて洗いましょう。
◇洗濯の際の注意点
1) 洗濯物を長時間、水に浸けておかない
洗濯物を長時間、水に浸けておくと、汚れが繊維にしみ込んでかえって落ちにくくなります。
2) 水洗いをする
洗剤洗いの前に水洗いし、水で落ちる汚れは落としておきます。
3) 洗濯物に直接洗剤をふりかけない
洗剤液を作ってから洗濯物を入れます。洗濯物に直接洗剤をふりかけると蛍光むらになることがあります。
4) こまめに洗濯する
汚れたままでおいておくと通気性、吸湿性、保温性などが失われ繊維を傷めます。こまめに洗濯するほうが早く落ち生地を傷めません。
5) 適切な洗濯の温度にする
繊維にはそれぞれ洗濯に適した温度があります。
・綿、麻……高温の方が洗浄力は大きい、40℃前後が適温。
・毛……高すぎると縮みやすく30〜35℃が適温。
・合繊……高温では汚れが繊維の内部に入り、再汚染の心配があり、30℃前後が適温
6) 洗濯時間は7〜8分
繊維の種類によってはもっと短くともよく、10分以上の洗濯は、繊維を傷めるもとになります。
◇すすぎ
長時間のすすぎは、ときには水道水の塩素によって変色したり、ポリウレタン繊維が伸びたり、収縮率が低下しますので、なるべく避けて下さい。多少泡が残っていても、水が澄んで見えれば繊維には石けん分は残っていませんから、その時点ですすぎを止めるほうが繊維を傷めません。
◇脱水
手絞りは製品の型崩れの原因になります。脱水機を使う時は脱水槽に押し込まず、洗濯ネットに入れてから、30秒ぐらい脱水するのがよいでしょう。

■干し方

◇洗ったらすぐに干しましょう
湿ったままで長時問放置しておくと、シワや色落ちの原因になります。脱水したらすぐ、日陰の風通しのよい所に干しましょう。
◇必ず日陰干しにしましょう
直射日光は黄ばみや色あせの原因となり、生地の劣化の元になります。また、夏場はステンレスの物干し竿は熱くなるので、直接かけて干すことは避けましょう。冬期には、ガスや石油ストーブによる室内での乾燥は、黄変や変色の原因になります。
◇シワをのばして形を整えて
シワは十分にのばして干しましょう。型崩れしないよう丁寧に形を整えます。とくに、ブラジャーのカップは指先で丁寧に丸みを直しておきましょう。

■アイロンの掛け方

干すときに丁寧にシワをのばしておけば、とくにアイロンあての必要はありませんが、アイロンをかけるときには絵表示に従って十分に注意しましょう。

■インナーの収納方法

◇タンスや下着収納箱には、押しつぶさないようにゆったり収納します。
◇十分に乾燥せず湿ったままではシワや変色、かびの原因となります。よく乾かしてからしまいましょう。
◇ブラジャーの場合、片方のカップを裏返しにして二つのカップを重ねます。
◇ガードルやショーツはくるくる巻くと、型崩れせずきれいに整理できます。
◇ブラスリップやボディースーツは、カップが崩れないようにしまいます。

■インナーの耐久性について

肌着(インナー)の寿命は、アイテムや着用環境によって大きく違います。洗濯の仕方や着用回数によっても変わってきます。なかには何年も使う人もいますが、例えばブラジャーでも、アンダーのストレッチ部分が伸びてしまったら、重要な補整機能は失われ、ブラジャーの機能は果たしません。下着はあくまでも消耗品ですので、なんのために下着をつけるのかを考えながら買い替えていくことが大切です。

■商品別平均使用年数(全国クリーニング生活衛生同業組合連合会1980年制定1986改正)

◇ 肌着夏ものは、1年  
◇ 肌着冬物は、3年
◇ Tシャツ・ファンデーション・ランジェリーは、2年
*但し、洗濯の仕方や着用回数、体型の違い、汗・皮脂の量には個人差がありますので、ここに書いた使用年数は目安としてみて下さい。

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No.2「下着選びに役立つ、繊維素材の豆知識」

せめてこれだけは知っておきたい、素材・生地の基礎知識。

下着の素材や生地は、下着のきごこちを大きく左右します。知って着るのと、知らないで着るので、大きく快適性が変わります。
せめて、これだけは知っておきたいことをポイントだけ紹介します。
下着に使われる主な繊維には、天然繊維では綿、麻、ウール、絹など、化学繊維では、レーヨン、キュプラ、アセテート、ナイロン、ポリエステル、アクルリ、ポリウレタンなどがおなじみです。下記に主な特徴をあげておきます。

<繊維の特徴>

分類
種類
特徴
天然繊維 綿
吸湿性、通気性、堅牢性があるが、シワがいったり、縮みやすい

丈夫で、熱伝導が高く、さらっとしているが、シワになりやすい
ウール
暖かく、弾力性に富むが、縮みやすく、虫に食われやすい

しなやかで光沢があり、美しいが、虫・薬品・日光に弱い
化学繊維 レーヨン
よく染まり、感触がよいが、縮みやすい
キュプラ
絹に似た光沢と柔らかさがあり、すべりがよいが、シワがいったり、縮みやすい
アセテート よく染まり、感触がよく、適度の吸湿性があり、乾きも早いが、熱と摩擦に弱い
ナイロン
強度あり、軽く弾力性に富む。日光に弱く黄変しやすい
ポリエステル
熱や摩擦に強く、取り扱いが簡単。プリーツ性に優れる
アクルリ
羊毛に似て、軽く保湿性に富む。染色が鮮明で、堅牢度が高い
ポリウレタン 伸縮性があり、丈夫で軽い。塩素系洗剤で黄変しやすい

また、下着のファッション性や風合いを左右する要素として、生地の種類があります。普段よく耳にする名前だけれど、それって本当はどういう生地なのか、意外と知らないものです。
生地は、大きくは、織物と編物に大別できます。次の表のような種類があります。

< 生地の種類

経糸と緯糸を直角に組み合わせてつくるのが織物です。古代からあり、今でも伝統工芸として沖縄はじめ各地に残されている「機織り」でつくられたものも、織物です。
織物では、平織、綾織、朱子織の三つが代表的です。
平織は、経糸と緯糸が一本ずつ交互に織られたシンプルな生地で、薄さと軽さが特長です。
綾織は、経糸と緯糸の畝(うね)が、斜めに続いていて見えるように織られて、生地は厚く、なめらかです。綾織の代表的な織物のひとつであるツイルは、厚くてなめらかなので、厚い生地を織ることができ、ズボンやスーツ地に多く使用されます。
朱子織は、経糸と緯糸をできるだけ長く浮かした生地で、なめらかでつやがあり、しなやかです。
朱子織のサテンは、なめらかで光沢があるので、しなやかになっています。ドレスなどによく使用されます。
経糸と緯糸を直角に組み合わせてつくるのが織物なら、これに対して、編物は糸をタテにヨコにループを掛け合わせて編んだ生地のことです。いわば、家庭でニット帽やマフラーを編んだりしますが、それが編物です。
横方向の伸縮がすぐれている緯編(よこあみ)は、フィット感を重視する肌着によく使われます。カットソーなどでよく見かける天竺や、インナーに適しているフライスが有名です。
縦糸を上下で編む経編(たてあみ)でよく耳にする生地としては、ランジェリーによく使われるトリコット、ラッセル機で編み、ポリウレタンを入れているので、生地にパワーできるので、ファンデーション類に使われます。プレーンパワーニットなどがおなじみです。

清潔・安全性を保つ素材について

肌に直にふれる下着は、清潔であることが重要です。
素肌に着る肌着類は、汗に対して強いこと、汗をかいても吸収がよく爽やかで、時間が経っても臭わないようなものが望まれます。素材としては綿100%か綿とポリエステルの混紡が一般的です。
下着で気になるのが汗の臭いです。汗そのものは臭わないのですが、微生物で分解されて生成するアンモニア、イソ吉草酸(きっそうさん)(必須アミノ酸の分解過程において合成されるもので、靴下や足の臭いなどの蒸れた臭気の正体)、酢酸などが悪臭の原因となります。こうした悪臭を防いでくれるのが、抗菌性のある繊維です。
繊維の抗菌性には抗菌防臭加工と制菌加工があり、制菌加工は、「微生物の活動を停止または低下させ、増殖を抑制する」と厳密に定義されています。制菌加工は主に病院や食品製造業などの業務衣料に施されています。抗菌防臭加工は、悪臭の発生を防ぐために菌の増殖を抑制する加工で、靴下や下着などによく使用されています。
また、中高年特有の加齢臭は、パルミトオレイン酸(皮脂の脂肪酸)が分解されて生成されるノネナール(脂肪酸が酸化分解されて生じる有機化合物)が原因とされています。

さまざまな機能をもつ素材

清潔面では、「防汚性(ぼうおせい)」も重要なポイントです。汚れが付きにくく、家庭の洗濯で簡単に汚れが落ちる下着であることが求められます。また、肌着の場合、冬の厳しい冷えをやわらげる、あたたかい下着が好まれます。機能性素材としては、スキー場などで着る、保温性素材、発熱性素材などもあります。
また、安全面で下着に求められることは、健康面や日常生活のなかで、着用していて安全・安心なことです。最近では敏感肌の人に適した肌着として、「ノン・アレルゲン素材」(アレルギーを起こす疑いが持たれている染料や加工剤を一切用いていない素材)を使った商品も開発されています。使用する加工剤や染料などから、アレルギーのもとになる可能性のある物質を極力取り除いて加工を施したもので、アトピー体質の方に有効です。
こうした、素材と生地の特徴を知って、年齢や自分の体調に合わせて、快適な下着を選んでください。

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No.1「あなたは、正しい下着の機能を知って、アイテムを使い分けていますか?」

下着選びをまちがえないために。

ひと口に下着といっても、その種類や役割はさまざまです。私たちは日常、下着のことを、インナーとかファンデーションといった言い方で呼んでいますが、おおまかに整理すると、表1のような種類があります。

【表1】下着の分類

◇カラダを保護するインナー、ショーツ
まず、素肌に直に身に着ける、インナーやショーツがあります。一般的に私たちがよく、「肌着」と呼んでいるジャンルの下着です。これらの下着の重要な役割は、温度変化や汗、汚れなどからカラダを守り、カラダを快適に清潔に保つ「保護機能」にあります。
インナーやショーツに求められる保護機能は、さらに3つに分類できます。汗からの保護、湿気からの保護、気温による体温変化からの保護の3つで、見た目の可愛さやデザイン面だけでなく、これらの基本的な役割をまず満たしていることが大切です。とくに肌に直に接する肌着は、汗をしっかり吸収し、発散させてくれる素材であることがポイントです。

◇カラダを補整するファンデーション
2つめのジャンルは、ブラジャーやガードルなどに代表されるファンデーションです。ファンデーションには、女性のカラダを美しく整える「補整機能」という役割があります。

◇装飾的なランジェリー

3つめのジャンルは、キャミソールやスリップなどに代表されるランジェリーです。ランジェリーは、アウターのすべりをよくし、シルエットを美しく表現したり、見せる下着としてショルダーラインを着飾ったりといった装飾的要素が高い下着です。

◇レッグニットも下着のひとつ

また、そのほかには、ストッキングやソックス、タイツなどのレッグニットも、日常的に着用される下着のひとつです。レッグニットは、インナーでありアウターでもある、両方の機能を持っている下着といえます。そのため、汗を吸収して足のムレや臭いを防止し、足を清潔な状態に保ち、保温効果も発揮する「保護機能」と、アウターとのカラーコーディネートを楽しみ、素肌をより美しく見せ、サポート効果で足をすっきりと見せる「装飾的要素」を兼ね備えています。

◇フィッティングのカナメはファンデーション

以上のように、ひと口に下着といっても、その種類や役割、特徴は、さまざまにあることがおわかりいただけたと思います。なかでもフィッティングの主役となる下着というと、ファンデーションです。ファンデーションとは、英語の「foundation(=基礎、土台)」のことで、文字通り女性のボディーラインを美しく整えてくれるベースとなるT基礎下着Uのことです。土台がきっちりとできないと建築物が建たないのと同じで、女性の装いも、「基礎=ボディーライン」が整っていないと、どんなに高価なモードを着用しても美しい仕上がりにはなりません。
逆に、美しいボディーラインができていれば、シンプルな日常着姿でも、自然とエレガントな女性らしさが内面から輝きます。このようにファッションを、美しく着こなすために、効果的にカラダのラインを整える目的で着ける下着のことを総称してファンデーションといいます。

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